部活動には入れ(入るな)
やっとこさ?高校を卒業しました。拍手!!
今日は僕の経験から高校の部活動は入るべきか、役に立つのか書きたいと思います。
結論から言いましょう。
本気でやるなら入るべし!大切なことを学べる!!
タイトルがとてつもなく矛盾してるのは”本気でやるなら”という条件付きだからですね笑
僕は陸上部に所属して高跳びを専門にし、最終的には県一位になりました。
しかも強豪校というわけではなかったので専門的なコーチは存在せずほとんど独習という、今思うと僕よく頑張ったなと自画自賛したい気持ちになる状況でした笑
もちろん血のにじむような、というか実際に足への強い負担で毛細血管がブチ切れて足が真っ青になるような努力をしていました。
ただ、僕が自分の糧となったと感じているのはこういう努力をしたことではありません。
むしろその逆です。
ちょっと過去にさかのぼりたいと思います。
高校陸上では総体と呼ばれるものがあり、それが野球でいう夏の甲子園みたいなものですが、僕は三年生つまり最後の総体の県大会で関東大会に進むことができませんでした。(6位以内が次に進めます)
その時は、県一位とはいかないまでもほぼ確実に関東大会に行けるといわれていた選手だったのでとてつもないショックを受けました。
今でもよく覚えています。
極限の緊張、興奮、集中力で俗にいう「ゾーン」のような状況になっていて、最後の挑戦になったときにスローモーションの世界の中バーが落ちた瞬間、激しく耳鳴りが起こりました。
ピキーンッッ!!!
って感じでね。
そこから先はいまいちよく覚えていません。多分ショックのあまり自我を喪失していたんだと思います。部活の仲間には迷惑を掛けましたね笑
気が付けば僕は自分の学校がテントを張っていることろで頭まで毛布にくるまっていました。
そこでいろんなことを考えました。
なんで僕はこんなに努力をしたのに報われないんだろう?なぜこんな終わり方になってしまうんだろう?なぜ僕はこんなにも馬鹿なのだろう?なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ
そんなことをしている間に三時間の時がすぎて、さすがに心配した仲間が僕を起こしに来ました。
不思議と声は震えてなく案外平気そうな顔をすることができました。
そこから家に帰るまでずっと考えて続けていました。
そして次の日、僕はある覚悟をしました。
約二週間後にある大学生と高校生混合の大会に出てその大会で関東大会に行く!
もちろん大学生も出る大会なので総体よりもハイレベルな戦いになります。正直その時の僕ではその大会で関東に行くことはできませんでした。
そこからはひたすら身を削る生活になりました。
朝早くきて練習したり昼ごはんは食べずにグラウンドで練習したり、放課後も学校が閉まる直前までやり、家ではトレーニング、ストレッチ、イメージトレーニングetc
食事時間と睡眠時間を犠牲にしてひたすら高跳びに打ち込みました。
そして、迎えた当日
案の定無理でした笑
ですが、前回と違い僕は絶望に染まることはありませんでした。
もうこうなったら自分が納得するまで高跳びをやり続けてやる…!受験なんてしったこっちゃねぇ!!!
むしろここでの敗北は僕に推進力をくれました。
同級生が引退していく中、僕は顧問の先生に頼み込んで練習への参加を認めてもらいました。
そして1カ月と1週間後、県一位になり僕は後輩に向けてこう言いました。
「努力というのは、成功するためにするものじゃない。どうしても成功したくてほんの少しのチャンスでも欲しいからするものなんだ。努力をするならそれ相応の覚悟をしなさい」
部活は、というか陸上は敗北を通して僕に大切な”努力の定義”を教えてくれました。
所詮僕は時代の敗北者じゃけぇ。
誤解しないでほしいのは、僕ほどの努力をできないなら部活動をするな!と言っている意味ではありません。
というか、吐くまで坂トレーニングをしたり炎症がおこるまで高跳びをしたりする人が自分以外にいたらドン引きです。
自分なりに考えてしっかりと、コツコツと頑張ればいいのです。きっとなにか大切なことを学べると思います。